新信長公記 第二話 天下統一へ秀吉が出陣! 将棋対決 禁じて 反則負け 打ち歩詰めの疑いが、、、

テレビ番組

この前、TVドラマ『新 信長公記』第二話の「天下統一へ秀吉が出陣!」を見ていて、将棋の対局のシーンがありました。そこで、「おやっ?これ、反則じゃないの?」と思ったシーンがありました。

豊臣秀吉役の西畑大吾さんが、将棋の対局を二局してともに勝つんですっが、これ、実際は負けてるんじゃない?という場面があったんです。それが第二局目の王手をするシーンでした。この王手で詰ませるシーンが反則の疑惑の一手でした。いわゆる『打ち歩詰め』です。禁じ手の反則ですね。これが『打ち歩詰め』ならドラマの台本とは逆に豊臣秀吉役の西畑大吾さんが負けていたんです。

 

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結論から申し上げますと、『打ち歩詰め』かどうかは、わからなかったです。何回もそのシーンを繰り返した観たのですが、かなり『打ち歩詰め』に怪しいのですが、その一手前の局面が映っていなかったため、判断できなかったです。

将棋のルールで『二歩』は、反則ってわりと知られていると思うんですが、この『打ち歩詰め』あまり知られていないですよね。実は王将を歩で詰ませる状態にしたら負けなんです。反則負けになります。ただし、持ち駒の歩を打って詰むのが反則であって、盤上にある歩を打って王将を詰ませても反則ではないです。

問題の場面ですが持ち駒の歩で王手をしたか、それとも盤上にある歩で王手をしたかどうかが、この瞬間だけでは判断つかなかったです。

そもそもなぜ持ち駒の歩で王を詰ませてはいけないのか?

「最下級の兵士(=歩)が大将の首を取るなどまかりならない」という説があるけど分からないみたいです。また、もしこの『打ち歩詰め』をルールがなければ限りなく先手が優位になるとのことです。だから後手にもチャンスを与え、公平を保つためかもしれません。

観る将である私が、この『打ち歩詰め』を初めて聞いたのは、第21期竜王戦四局です。

渡辺明VS羽生善治 この竜王戦は語り草になるくらいの名局です。

羽生さんの三連勝の後の第四局、羽生さんが優勢な局面になり一気に四連勝で永世七冠獲得と思われていたのですが、実はこのまま何手か進むと羽生さんの詰みが『打ち歩詰め』であることがわかり、それ以外は詰むことができなくなり、ここから九死に一生を得た渡辺竜王が大逆転でこの第四局を勝利したんです。それから前代未聞の三連敗の後の四連勝で永世竜王になったんです。

この時にわたしは、恥ずかしながら初めて『打ち歩詰め』を聞きました。そんなルールがあるとこをその時まで知らなかったんです。

この『打ち歩詰め』は知っている人も少ないのです。ひょっとして、スタッフもルールを知らなかった可能性もあるので『打ち歩詰め』だったかもしれないですね。

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